「悪いことは言わないからもう逃げてしまえよ。
あなたはどうも、泣き方を忘れてしまったみたいだ。」
「ここは深い暗闇の奥底、
もうじき出口も消えてしまうだろう」
そんなこと言われたって
何処に行けばいいのかわからないよ。
落としてきた小石は全て砕けちった
ちりぢりになって僕を惑わす声が
今も語りかけてくる
「悪いことは言わないからもう逃げてしまえよ。
あなたはどうも、泣き方を忘れてしまったみたいだ。」
「ここは深い暗闇の奥底、
もうじき出口も消えてしまうだろう。
あなたは知っている。道を知っている。
思い出せ。」
悪い子にならないように
悪い子にならないように
「いつも偉いね」って言われていたくて
痛くて…
「悪いことは言わないからもう逃げてしまえよ。
あなたはもう泣き方を思い出しただろう。」
「ここは深い暗闇の奥底、
もうじき出口が見えてくるだろう。
あなたは知っている。道を知っている。
道標なんかいらない」
道標なんかいらない