言葉

どうでもいいことばっか聞かないで

私の話を聞いて

からっぽの言葉なんてもういらないの

もう、いらない

 

どうして声があるのだろう

どうして耳があるのだろう

どうして言葉があるのだろう

心があるのはなんでだろう

 

神様、あなたの与えた声で

一言言わせてくださいな

どうやらあなたの与えた耳は不良品のようで

右から左へと全て流れてしまいます

 

行き場失った私の想いは

情けなく漂って やがて小さく集まって

私の所に 心に 降り積もってゆく

 

どうでもいいことばっか聞かないで

私の話を聞いて

 

どうでもいいことかもしれないけど

私の話を聞いて

からっぽの言葉に聞こえるかもしれない

けど聞いて

かたっぽの耳を塞いであげるから

私の話を聞いて

 

私の言葉を 心を 聞いて